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2020年7月29日朝のマーケット情報
お早うございます!昨日のニューヨーク市場は、3指数とも下落で引けました。与党である共和党が、さらなるコロナ支援に追加の1兆ドル刺激策が反対の声が大きく法案を通らない可能性が出てきたことが足を引っ張りました。
ダウ平均 26,379.28 -205.49 -0.77%
S&P500種 3,218.44 -20.97 -0.65%
NASDAQ総合 10,402.09 -134.18 -1.27%
特にナスダック市場の下落は、-1.27%で引けています。今まで上昇していたハイテク大手企業を決算前に手仕舞いする動きがありました。Amazon、アップル、フェイスブックなどが下落しました。
米コロナ追加対策、党内から反対意見
上記での1兆ドルの景気刺激について難航しています。
党員のランド・ポール議員は「さらに1兆ドルの借金を増やすことには反対だ」と表明しました。また1兆ドルの追加支援に賛成派は、「コロナは、戦争と同じ、戦争にカネがかかるのは当然だ」といいました。
追加刺激1兆ドルの内容
国民1人当たり1200ドルの直接支給だったり、1900億ドルの小規模事業に向け融資、1000億ドルの低所得地域企業などへの融資などが、あります。
お金のバラマキは労働意欲をそぐのでは・・?
党内では、従来の給与以上の額を給付して支払えれば労働者は職場に戻りたがらないということにもつながらないと言ことがあります。
民主党は、200ドルの失業給付は、少ない
これに対し野党・民主党は、200ドルの失業給付上乗せでは経済に支障をきたすと批判しました。「働きたくても仕事がないというのが現状で、このような法案を通して人々を飢え死させてはならない」と訴えました。
景気刺激策は難航しそうですね。
それ以外のニュースは、決算発表です。ファイザーは、1株利益が、予想を上回りました。マクドナルドは、減益でした。
ファイザー、決算は予想上まわり上昇!!
ファイザーは、今回の決算で1株利益と売上高が市場予想を上回りました。
昨日大手製薬メーカーのファイザーが、4-6月期決算を発表しています。1株利益が予想を上回ったほか、通期見通しも1株利益、売上高とも上方修正しています。新型ウイルス感染の売上高への影響については4%程度の押し下げとなっています。
「サプライチェーンに大きな混乱は見られず、世界中の製造拠点は通常レベルまたはそれに近いレベルで操業を続けている」としています。今年の自社株買いは予定していないとしています。
また前日引け後に独バイオンテックと共同開発している新型ウイルス向けワクチン候補について、後期の臨床試験を開始すると発表しました。10月にも当局への申請を目指しているようです。
有力ワクチン候補の1つである「BNT162b2」の臨床実験を進め、18~85歳の最大3万人を対象に試験を行うとしています。
米国のほか、感染拡大が見込まれる地域を中心に世界120以上の拠点で実施する予定です。当局からの承認が得られれば、年内に1億回分を供給する計画があります。
これを受けまして、株価は、3.9%上昇しています。
1株利益(調整後)0.78ドル(予想:0.69ドル)
売上高:118億ドル(予想:117.3億ドル)
通期利益見通し引き上げが材料視されていました。
前日には独ビオンテックと開発を進める新型コロナワクチン候補の大規模な後期臨床試験を開始したと発表しています。
それ以外にもマクドナルド、3M、ハーレーダビッドソンは、いずれも、予想を下回る決算が嫌気されて株価がげらくしました。
米CB消費者信頼感は、予想を下回る92.6
米CB消費者信頼感は、前月の98.3から低下しました。特にカルフォルニアで大きな下落が見られ、CBの経済指標担当シニアディレクター、リン・フランコ氏は、今後もコロナ感染者は増加する傾向であり、経済や労働市場は、短期的には後退する傾向があり時間がかかるとしました。
本日の日経平均は・・・
日経平均先物の値は、大証比 -95で 22515円です。本日の日経平均株価は、下落して始まるでしょう。
今晩のFOMC、また米国大手ハイテク企業の決算等で様子見ムードとなるでしょう。今日の日本の決算発表は、花王(4452)、野村(8604)などがあります。
米国ではボーイング、ゼネラル・エレクトリック、クアルコムなどの決算があります。
今日も良い一日でありますように!