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人種差別問題を制する政党が、勝利する?2020.8.30
お早うございます。先日、米 国で黒人男性銃撃事件が起きました。アメリカのウィスコンシン州ケノーシャというところです。
警官が、車に乗り込もうとする黒人男性を背後から複数回、銃弾で撃つ事件でした。車内には子供が3人乗っていました。
男性は病院に運ばれて下半身まひが残る重傷を負ったようです。また地元で抗議活動が起きています。
この警官は、ドメスティックバイオレンスの通報を受けて現場に駆け付けたと説明しています。
その後、病院でもこの黒人男性は、ベッドで手錠をかけられ拘束されていたようです。それについて警察側は、黒人男性はこれ以前に複数の逮捕状は出ていたからと説明しています。その後逮捕状はすでに取り消されたと伝えています。
近隣の住民が撮影しました動画が出回りました。路上に止まった車の周囲を歩く黒人男性が、複数の警官に追いかけられ、男性が車に乗り込もうとするタイミングで、警官の1人が後ろから発砲される様子が映されているものです。銃声は少なくとも7回でした。
米国では警官が黒人に過剰な暴力をふるう事件が相次いでおります。今回の現場でも事件後、「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切だ)」の運動の抗議活動が行われています。
ジョージ・フロイトさんの死から、わずか数か月でまた同じような出来事が起きています。
大阪なおみテニス試合ボイコットで抗議
アメリカに今もはびこる黒人人種差別への怒りと抗議の意味が込められています。
「テニスプレーヤーである前に黒人女性です」と語り、米国に今もはびこる黒人人種差別への怒りと抗議の意味を込めて発信しました。
17歳の少年による抗議デモ逮捕
デモの最中に2人が銃撃されて死亡、1人が重傷を負う事件も発生し、26日に17歳の少年が殺人容疑で逮捕されました。
米大統領選挙、人種差別問題がさらに大きな争点化
民主党のバイデン候補はネットに動画を公開し、国民の団結と人種差別の撤廃を強く訴えました。
バイデン氏は黒人男性の家族と連絡を取ったと明らかにし「透明性のある捜査を行い、警察官らの責任を追及すべきだ」として、被害者に寄り添う姿勢を見せています。
トランプ政権では、「法の下の平等とは、人種や肌の色、性別や信条を問わず、全てのアメリカ人が平等の扱いを受けることを意味する。法執行官から平等の扱いを受けなくてはならない」としています。
大統領選を占ううえで重要なテーマ
人種差別問題は、非常にセンシティブで難しい問題です。
バイデン氏は、副大統領に黒人女性であるカマラ・ハリスを選びました。
ただ、それは、黒人層を取込むには役不足です。カマラ・ハリス氏は、いわゆる黒人層には人気がありません。
というのもカマラ氏は、元カリフォルニア州司法長官という経歴を持ち、その時に警察の不正を取り締まることが出来なかったからです。
また、トランプ氏は、以前ツイッターで、「ホワイト・パワー(白人の力)」をスローガンにあげる白人至上主義者のトランプ支持者をリツイートした経緯があります。
自分を応援してくれているからいいね!しただけでは済まされないですよね。。速攻削除されました。
その難しい問題についてどのようなメッセージを今後両者が注意深く発信するかが、大統領選制覇する影のテーマとなるでしょう。
バイデン氏、トランプ氏のメッセージに注目です!!
今日も暑いですね・・。良い一日を!!