目次
金投資は、金のETFがおススメ
お早うございます。昨日のニューヨークは、上昇で引けました。ニューヨーク強いですね。すべての指数が上昇で引けました。
ダウ平均 26,067.28 + 177.10 +0.68%
S&P500種 3,169.94 + 24.62 +0.78%
NASDAQ総合 10,492.50 + 148.61 +1.44%
昨日の相場は、ハイテク株主導で王道の取引が行われました。世界の株式市場は、コロナウイルス感染拡大を受けて軟調な企業が多い中、相変わらずナスダック市場の主要な企業は買われています。
為替は、ドル安に推移しています。
バイオジェン・アルツハイマー病治療薬申請
その他のニュースとしては、バイオジェンは、エーザイと共同開発するアルツハイマー病治療薬のアデュカヌマブの米食品医薬品局(FDA)申請を完了したと発表しました。承認されれば市場に出る初のアルツハイマー病治療薬になります。
承認までは、それほどかからない見込みです。昨今、高齢化社会において、アルツハイマー病患者は、年々加速度的に増えています。そのため、これが実用化されると米国だけでも500万人の人々がすくわれることになります。
日本にも認知症患者が増えています。90歳以上の高齢女性においては2人に1人が認知症といわれています。社会全体が高齢化していることによる弊害でもありました。もし承認されれば嬉しいニュースではありますね。
金が日々高値更新しています。
金が最高値更新
引用:TEゴールド1970年からのチャート
金は、2011年以来初めて1オンスが、1,800ドルを超えて急上昇しました。コロナウィルスの感染者拡大し、リスクを生み出す懸念の中1,819ドルしました。金価格は、3月1,470ドルという価格でした。直近の最低値から、25%ほど上昇したことになります。
金属は、コロナ禍において上昇を続ける可能性が高いです。まだまだ道半ばの可能性もあるでしょう。万が一、下落に転じるとすれば、、、、それが、何かのサインになる可能性があります。そのため、注視が必要でしょう。
引用:TE ゴールド10年チャート
おそらく2011年度の高値を超えて、新値を付けていくでしょう。
では、本日は金投資について簡単に解説します。
金投資について
金投資は、どのようなイメージをお持ちでしょうか?「金」自体は、古代エジプト時代、一般庶民は身に着けることもできない貴重なものでした。しかしながら、今現在は、金は庶民が気軽にアクセサリーや装飾品として持つことができる一般的なものになってきています。
「投資」としての「金」もおなじことがいえます。非常に簡単に少額で投資できるものなのです。
投資の種類としては、「金の延べ棒」などの「地金」などもありますが、「金のETF」「投資信託」「金先物取引」「純金積立」「金貨」など種類がたくさんあるのです。
「現物の金に交換できるもの」「現物の金に交換できないもの」と二通りあります。どちらにしろ簡単に「金投資」ということであれば、最も気軽にできる「金のETF」をおススメします。
以前にもお伝えいたしましたが、「ETF」とは、上場投資信託のことです。
市場に上場している「金指数」に連動するタイプの投資です。
まず東証でおススメの金のETFは、現物と交換できるものです。
証券コード1540は現物金に交換できる!
1つ目は東証に上場している純金上場信託(現物国内保管)です。
日本の市場に上場している「金投資」を考えているのであれば、証券コード1540の純金上場信託(現物国内保管)を購入するといいでしょう!!!現物に交換もできるので人気があります。おすすめできます。
引用:SBI証券ホームページ
日本の東証に上場しているので、日本の証券会社に口座があればだれでも購入できるものです。金額は、1株から購入できますので今ですと6,000円ほどから購入可能です。毎月積み立てることも可能です。しかも特定口座での買い付けになりますと、儲かった場合の申告は不要です。そこが、よく話題になる「純金積立」と違い、お手軽なところです。
1540のデメリットは出来高の少なさ
ただし、日本の東証に上場しているので、出来高は少ないです。
次に、アメリカのNYSEArcaに上場している金のETFをご紹介します。
ティッカーシンボル・GLDは、金ETF代表
世界的に金のETFというと、「NYSEArca」に上場しているSPDR ゴールド シェア(GLD)という「ETF」のことを指します。ほぼ金価格と同じように推移します。しかも「ETF」なので株式のように指値をしたり、売却もその時の価格で売れます。
引用:SBI証券 NYSEArca
こちらも、証券会社に口座を開けば1株から購入できます。今現在の価格が、180ドル程度で、1ドル=107円だとしますと、、、
180ドル×107円=19,260円~購入できることになります。・
こちらは、日本の証券コードとは違い、上場商品を識別するため付けられる符号のことを、「ティッカーシンボル」といいます。
この「金のETF」は、「GLD」がティッカーシンボルです。
上記の東証のETFに比べますと世界中の機関投資家や、個人投資家、投資信託、年金などで購入されているので、金のETFの中では、出来高は最も多いです。そのためおススメです。
GLDのデメリットは、米ドルリスクも負う
GLDのデメリットとしては、一番は為替リスクが関係してくるところでしょう。ただし投資はすべてそれら為替に起因しているところはありますが・・。
ゴールド投資の極意
最後にゴールドは、金利が付きません。ただしその現物資産の魅力というところに価値を見出してお金が集まるのです。そのため、株式投資と違い、金自体がどんどん魅力が出てくれば上昇します。その魅力が色あせれば下落します。基本的には、今現在の利下げ局面で、金利が付かないような時期には非常に強いですが、逆に金利上昇局面であれば、ドルのほうにお金が集まってきます。債券等で金利を稼いだほうがいいですよね・・。
何が言いたいかというと、メイン投資にはなりえない投資なのです。あくまでもディフェンシブ、あくまでも添え物なのです。それが証拠に、米国の経済学者ジェレミーシーゲルの本「株式投資の未来」の中には、明らかに金には優位性がないことを物語っています。
ジェレミーの株式投資の未来
下記は1802年~2003年までの実質トータルリターン指数です。
200年に渡る実質トータルリターンの推移
金は、200年で1.39ドル
株式は何と597.385ドルです!!
金は、ドルを持つよりは資産を守れたけれど、債券や、株式と比べるとそうでもないですよね。。。少し前のデータですが、株式は上昇、金は上昇していますが、、、、トータルリターンの順位は変わりませんね。
引用:ジェレミーの株式投資の未来
金投資は、5%から10%程度
そのため、金投資は、資産の5%~10%にとどめたほうが良いということを言われています。多い場合は、資産を守ることが出来ても増やすことが出来ません。万が一あなたが、300万円の資産をお持ちであれば、30万ほどのい投資で良いということになりますね・・・。
今日もいい一日でありますように・・。